膝が悪いから膝の痛みがあると思っていませんか?

こんな症状ではありませんか?

  • 膝の内側や裏が痛む
  • 階段の上り下りが辛い(痛い)
  • 膝によく水が溜まる
  • 関節が変形している
  • 歩くと股関節周辺に痛みがでる
  • 膝関節にこわばりや重苦しい感じがある
  • 膝が伸ばしにくくなる

膝の痛みの原因

膝痛みの主な疾患には関節リウマチや半月板損傷、膝蓋骨(皿)損傷、外側側副靭帯損傷などがあります。特に多いのが年齢と共に膝関節の軟骨がすり減り、骨と骨がぶつかり合うことで炎症が起きて痛みを出す変形性膝関節症です。軟骨はすり減ったり、傷ついたりすると元の状態に戻ることがないため、膝の痛みを和らげるには悪化させないことが大切です。膝の痛みの原因を追求して、適切な治療を施しましょう。

膝の関節軟骨がすり減る原因

肥満

歩くだけで瞬間的に体重の3倍もの負担が余計にかかるわけですから、肥満が膝にかける負担は大変なものです。例えば、体重が3キロ増えてしまうと、膝にはその3倍の9キロの負担になります。

年齢

年をとると必ず変形性膝関節症になるわけではありませんが、年齢も大きな要因です。膝には普通に生活しているだけで大きな負担がかかっています。長年使われ続ければ、それだけ関節軟骨を酷使することになってしまいます。

筋力の衰え

人間は、年を経るごとに筋力が衰えていきます。つまり膝を支える筋力も弱くなり、体を支える支持性が悪くなってくるということです。加齢と共に、膝に負担がかかりやすくなってしまう訳です。

ホルモンバランス

性別では、女性の方が変形性膝関節症にかかりやすいです。関節軟骨には女性ホルモンであるエストロゲンの「受容体」があることが分かっています。つまり女性ホルモンと何らかの関係があると考えられていて、実際に疫学的調査でも、ホルモンバランスが乱れがちな更年期を迎えた女性の患者さんの数は多いのです。

当院の治療方針

膝に水が溜まり、膝のすぐ上が大きく腫れている方はまず、整形外科や外科に受診し、水を抜いてもらったほうがよいです。そのほうが痛みも早く引いて関節の可動域も広がり、歩きやすくなります。

よく水を抜くと癖になると思われている方が多いようですが、注射によって水を抜くという治療自体が癖になるわけではなく、 注射で水を抜いた後、痛みの根本的な治療をしないことが原因で、また水が溜まるのです。当院では関節液(水)が溜まらないよう、トリガーポイント治療や筋膜リリース治療、カイロプラクティックによる骨盤矯正や膝関節の矯正などを施し、円滑な関節運動ができるようにに手助けをしてます。   膝の水は膝の可動域改善と筋緊張のバランスをもとに戻ると水も溜まらなくなります。膝に痛みがある方は痛みを避けようとして股関節をあまり動かさない歩き方をするため、股関節の外側部の筋肉にもストレスが溜まります。そこで股関節の外側部の筋肉の緊張も診られる傾向が多いです。同じ理由で大腿部、下腿部の筋肉へのアプローチも欠かすことができません。

施術料金は初回が2300円、次回から900円程度

後期高齢者証の方は初回1500円、次回から600円程度 

上の金額には針治療+整体+電気治療+矯正料金

含まれた料金になります。

膝の痛み
膝の痛み

実際の患者さんの症例です。

60代の女性の方です。

初めて受診された時、膝に水が溜まり、病院に行って何回も水を抜いてもらい痛みは減ったが関節が曲げられないのと、膝の裏の筋肉の張り感を伴う痛みを強く感じて、うまく歩けないとのことで来院しました。初診時には膝上の腫れが強く、水が溜まってる状態だったので、まず近くの整形外科を紹介し水を抜いてもらてから、次の日に来院してもらいました。水を抜くだけで痛みや歩きが良くなってきました。O脚傾向の足で、膝の皿(膝蓋骨)の上が腫れ、大腿後部や下腿後部の筋緊張がみられたので、トリガーポイント治療や筋膜リリース治療で筋緊張を取りながら、カイロプラクティックで膝関節の矯正し関節の嚙み合わせを整えました。1回目の施術でいつもより歩きも良くなって立ち上がりも良くなったので1週間はなるべく毎日来院してもらうことにし8割症状改善が見られました。治療初めて2週間目からは病院で水を抜くこともなくなり、膝の曲げ伸ばしも軽くなってきました。

 

実際の患者さんの症例です。

30代の男性で、マラソンの練習中に右ひざの内側の痛みを訴えて来院されました。立ち上がる時鋭い痛みや歩行時に赤い斜線印の所に痛みが生じました。
 御本人の話では、大会も近いので、練習量が増え、それが原因で痛みが発生したことがわかりました。施術中に触った感じで股関節周囲や膝周囲の筋緊張や圧痛もあり、施術としては鍼治療や干渉波治療、トリガーポイント治療、テーピングなどを施し、初診時に膝の痛みや重だるさが半減したので、通院して様子を見るように指導しました。 2週間で、屈伸時の痛みや階段での痛みが治まりました。 痛みが治まった時点で練習復帰し、徐々に練習量をあげていくように指導しました。

膝関節変形や痛みの予防方法

膝関節の変形や痛みを予防するには、膝周りの筋肉を鍛えて関節がずれないでスムーズに動かすのが大事です。①椅子に座って片足を真っすぐに伸ばし、10秒間止める運動を左右交互に10セット、朝昼晩行うと効果的です。②寝た状態で膝を伸ばしたまま足を上げて2~3秒止めます。 再び足を下げてを繰り返します。この運動のポイントは、足首を直角にしてから上げることです。 運動しない方の足は、曲げて置いてください。こうすると、腰が痛くなりません。 足自体を上げる角度はそんなに上まで上げる必要はありません。 回数は、10回を2~3セットを朝晩行ってください。膝の前の部分の筋肉を鍛えています。日頃から上記を意識するようにし、事前に防ぐことが何より重要です。

腸脛靭帯炎 (膝の外側が痛い)

骨盤の横から大腿筋膜張筋として始まった筋肉は、途中で張脛靭帯に移行し、大腿の外側を走って、膝の外側を通り、脛骨(膝の外側の骨)に付きます。

股関節と膝の関節にまたがる靭帯なので、繰り返す足の曲げ伸ばしの運動の際に、赤丸印で示したあたりで痛みが生じます。