脚の痺れの原因

春の北海道、暖かな日差しとまだ肌寒さの残る風を感じながら
皆さん、こんにちは!

春の北海道は、雪解けが進み、少しずつ緑が広がってくる季節ですね。

朝晩はまだひんやりしますが、日中はぽかぽか陽気になり、外を歩くのも気持ちがいい時期です。

しかし、そんな心地よい春の散歩を楽しんでいる最中に「なんだか足が痺れる…?」と感じることはありませんか?

実は、痺れの原因はさまざまで、放っておくと悪化することも。

今回は、足の痺れについて詳しくお話ししていきます。

太ももの痺れ、もしかして腰が原因?

太ももの痺れを感じる場合、腰の神経の圧迫が関係していることが多いです。腰から枝分かれした神経が脚まで伸びているため、例えば椎間板ヘルニアなどで腰の神経が圧迫されると、支配領域である太ももの一部に痺れが生じることがあります。

また、お尻の梨状筋(りじょうきん)という筋肉が硬くなることで、その下を通る坐骨神経などが圧迫され、太ももの外側や後ろ側に痺れが出ることも。これを梨状筋症候群と言います。さらに、股関節の変形なども神経に影響を与え、痺れを引き起こすことがあるので要注意です。


ふくらはぎの痺れも腰から?

ふくらはぎの痺れも、腰の神経が原因になることが多いです。腰から伸びる神経は太ももを経由して、さらに細かく枝分かれし、ふくらはぎへとつながっています。そのため、腰の神経が圧迫されると、太ももだけでなくふくらはぎにも痺れが出ることがあります。

また、ふくらはぎの筋肉が硬くなることで、血管や神経が圧迫される場合もあります。特に腓腹筋(ひふくきん)やヒラメ筋といった筋肉が緊張すると、周囲の神経が影響を受けることに…。さらに、下肢静脈瘤などの血流障害によって、重だるさや痺れを感じることもあります。


足先の痺れは末梢神経や血流の影響も

足先の痺れは、腰の神経の圧迫だけでなく、末梢神経の異常や血流不良も関係することが多くなります。

例えば、糖尿病による糖尿病性神経障害では、末梢神経がダメージを受けることで手足の先が痺れることがあります。また、閉塞性動脈硬化症などの血管の病気では、血流が悪くなり、足先が冷えて痺れることも…。長時間同じ体勢でいることや、靴の圧迫などでも神経や血管が影響を受け、痺れにつながることがあるので、日常生活のちょっとした工夫が大切ですね。


 

痺れの原因を特定するには…

痺れを改善するためには、痺れる場所、痺れ方、痺れが起こるタイミングなどを詳しく観察することが重要です。こうした情報を整理することで、原因を特定しやすくなります。もし気になる痺れが続く場合は、一度専門家に相談してみるのもおすすめですよ!

 

春の北海道の爽やかな風を感じながら、健康な足で歩くためにも、日頃の体のサインに耳を傾けてみましょう♪